こんにちは!北の熱い講師オッケーです!
北海道の住宅で、屋根に瓦屋根がないのをご存知ですか?
おせち料理を大晦日から食べるのと同じですかね?笑
北海道ならではの話です。
いきなりなんだ?の話ですが、、
ちょっと自宅3階にクーラーを設置することになり、いろいろ考えることがあって、紹介したいと思います。
瓦屋根
書き出しが、その話なので、瓦屋根の話から。
まずは、結論から言うと、「雪国」だからです。
寺社仏閣の屋根は、トタン屋根です。個人的感想ですが、重厚感がないのは、そのせいじゃないないかな?
諸説あるらしく、
屋根の総重量を軽くするため、雪が滑り落ちやすいため、などなど、、
専門家の見解を補足しておきますね。
「明治時代の入植当時、とりあえず冬を越さなきゃならないとすると、仮小屋を作るしかない。そうなると周りにあるものを使って作ることになり、開拓のために自分たちが切った木を使うのが一番手っ取り早くて合理的だったのではないでしょうか」
さらに、当時は瓦を手に入れづらかったことも要因のひとつだといいます。
「瓦は道内でほとんど作っていなかったので本州から船で運んでくる必要があり、値段が高かったのです。お金のあるおうちだと商家などでも使うようになっていましたが、当時の一般庶民にはそこまで浸透していませんでした」
それ以外にも、
▼瓦を修繕する職人が少なかったこと
▼道路や鉄道などの輸送路が整備されていなかったこと
▼重くて運びづらいこと
といった要因から北海道では瓦が普及しなかったのではないか。
その後、大正時代になると国内で鉄板が多く作られるようになり、一般の人でも安く鉄板を買えるようになりました。鉄板は軽いうえに丈夫で耐火性もあることから、屋根の材料として少しずつ広まっていきました。それまで瓦屋根の文化が広まっていなかったことも重なって、その後の北海道では瓦屋根はほとんど普及しなかったそうです。
道南地区に、瓦屋根が存在します。
江戸時代から明治時代にかけて活躍した「北前船」。江差町は北前船の交易の拠点で、道内の特産物を本州に運んだあと行くさきざきの物資を道内に持ち込んでいました。そのうちのひとつが瓦でした。なので、小樽にも残っています。
無落雪建築
ということで、トタンの三角屋根が主流となったわけです。
が、しかし、三角屋根は、落雪に危険が付きまとうわけです。
お隣りの塀、壁、窓を壊したり、通行人に怪我をさせたり、雪おろしで埋まってしまったりします。
そこで現れたのが、無落雪屋根です!
真ん中の溝部分に、熱源が入っていて、雪が解けて、地面に流れるようになっているようです。
最近の新築住宅で多く見られるのが、「スノーダクト方式」です。
屋根は普通、外側に向かって逆V字の形、いわゆる三角屋根の形をしていますが、スノーダクト方式は、今までの屋根の常識を覆し、中央がくぼんでいるV字型をしています。
下から見上げると、一見、平らな屋根のように見えますが、家の中央に向かってV字型にくぼんでいて、屋根に積もった雪や氷が、太陽光などで自然に解け、その水が中央に向かって流れる、というしくみです。水はダクトを通り外に排出されます。
このV字型の屋根により、屋根に上っての雪おろしや、屋根から落ちた重たい氷雪を運ぶ手間、隣家への落雪、そして何よりも落雪事故が解消されます。
外壁補修
ついでに、外壁のチェック、すると、
!割れているようです。
オッケー日曜大工の登場です!
補修剤を使って
どれくらい持つものなのかわかりませんが、とりあえずです。
恐怖です!
何年も登っていますが、、身体中が恐怖からの緊張で、硬直します。
翌日、全身の筋肉痛になります。笑
ということで、足場が組まれていたので、、気合いを入れて、
こんな時しか、出来ない、「窓拭き」を敢行!
自己満でしかないのですが、綺麗になったと思います。
早い、年末大掃除です!やった〜!
ちょっと震えての作業でしたが、3階が終わる頃には、慣れるもので、2階に下がった頃には、楽勝です。
高みの見物
すると、アングル的に珍しい写真を、
これを「高みの見物」と言うのかな?
それにしても、カラスは凶暴ですね。
公園の立て看板に、注意⚠️が書かれているくらいです。
足場
それにしても、足場組みの設置、3名で1時間30分。撤去には、3.40分の作業です。
2階のリビングの窓に、人が突如、出現!びっくり!
作業代も高額でしたが、プロの技ですね。仕事が早い!
付加価値?必要経費
クーラー本体価格の3倍が、諸費用にかかります!
一番高いのが、作業代だと思います。
見積書を見て、びっくり!しますよ!
オッケーがよく言う、「経済を回せ!」ということの具現化ですね!苦笑😅
かと言って、今年の猛暑が、来年はない保証もなく、仕方なく…
北海道経済
今、札幌は、開発にブレーキがかかり始めています。
要因の一つが、冬季五輪誘致の失敗です。
これにより、2030年までの竣工予定のタガが外れました。
新幹線札幌延伸から始まり、駅前再開発…
さらには、ラピダス進出により、
原材料費の高騰、人件費の高騰に加え、上記した、そもそもの人材不足が、一気に表面化しています。
札幌五輪に突き進んでいたら、とんでもない情勢になったかもしれません。
今日を明るく元気に行きましょう!
お仕事お疲れ様です。
いってらっしゃい!