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今日10月30日午後2時から、天皇、皇后両陛下が主催される秋の園遊会を、東京・元赤坂の赤坂御苑で開催されます。
例年春と秋の2回開催されており、4月に行われた春の園遊会では、両陛下の長女愛子さまが初めて出席しました。
宮内庁は、両陛下の長女・愛子さまや秋篠宮ご夫妻、次女・佳子さまなど皇族方10人が出席されると発表しました。
愛子さまは今年、学習院大学を卒業し、4月に春の園遊会に初めて出席されていて、愛子さまの園遊会出席は2回目となります。
2020年(令和2年)春~2022年(令和4年)秋 – 新型コロナウイルスの流行のために、中止されていました。
園遊会とは
園遊会(えんゆうかい)は、天皇・皇后が主催する社交会(宴会)です。
園遊会とは元々“英:Garden Party”の訳語で、戸外の庭などに客を招待する儀礼的な社交会の事。イギリスでは毎年女王・国王主催のロイヤルガーデンパーティーがバッキンガム宮殿などで開催されています。
始まりは、近代、天皇が主催する戸外での宴会としては、1880年(明治13年)に「観菊会」、1881年(明治14年)に「観桜会」が始められています。
条約改正への対外的な文化・世論工作の一環として井上馨外務卿が発案し、当初から多くの外国人が参加しています。
過去においては、エドワード英王太子、ダイアナ妃、物理学者のアインシュタイン、ヘレン・ケラーといった著名人のほか、無名の旅行者もいたとのこと。
観桜会は八重桜の咲く浜離宮で観菊会は赤坂離宮で行われ、英国の高位の令嬢が陛下に謁見し社交界デビューする機会の場を日本国に移入する場として観桜会を開催。
観菊会は始められたが、外交が目的になり当初の目的は薄れます。
しかし日中戦争に伴い、「観菊会」が1937年に、「観桜会」が1938年に、それぞれ中止されています。
「園遊会」の名称で行われる行事は、1953年(昭和28年)から始まります。
当初は秋に限り行われていましたが、1965年から春にも行われるようになり、現在に至ります。
それぞれ“秋の園遊会”、“春の園遊会”と呼ばれ、赤坂御苑で催されることが通例です。
招待者は宮内庁が各省庁に依頼して人選するとのこと。各省庁は叙勲、褒章、大臣表彰等を受けた者のほか、大臣や族議員らの意向も踏まえてリストアップすることもあるらしいです。
また、春の園遊会に各国の外交使節団の団長以下の外交官や、各国領事館の館長と、その配偶者、令嬢も招待されています。
招待者名簿は公表されセキュリティ上、招待者以外は入ることができないことになっています。
第二次世界大戦前の「観桜会」「観菊会」は、現在ではそれぞれ、内閣総理大臣が主催する「桜を見る会」と、環境大臣が主催する「菊を観る会」に受け継がれています。
2024秋の園遊会招待者
両陛下と秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方が出席され、各界の功労者や自治体関係者らが招かれる会です。
宮内庁は、招待者が、およそ1,900人を発表しました。
今回は、パリオリンピックで金メダルを獲得した、柔道男子66キロ級の阿部一二三選手や、体操の男子団体・個人総合などで三冠に輝いた岡慎之助選手、陸上・女子やり投げの北口榛花選手、スケートボードの男子ストリートで2連覇を達成した堀米雄斗選手と女子ストリートの吉沢恋選手らが招待されています。
パリパラリンピック金メダリストでは、車いすテニス女子シングルス・ダブルスの上地結衣選手、車いすラグビーの池透暢キャプテンら代表選手12人などが招かれています。
また、新国立競技場を設計した建築家の隈研吾さん、エジプト考古学者で早稲田大学名誉教授の吉村作治さん、政治学者で東京大学名誉教授の御厨貴さん、歌手で俳優の杉良太郎さんらも招待されています。
さらに、能登半島地震と豪雨で大きな被害を受けた石川県の馳浩知事も招かれています。
園遊会再開イベント
今回の園遊会では、コロナ禍以降見合わせられてきた御料牧場産のジンギスカンや焼き鳥の提供を再開するとのこと。
一方、アルコールの提供は引き続き行わないということです。
さらに日没時間などを考慮し開始時間が30分早められることになりました。
夫婦別姓問題が潜む
これまでは招待者の配偶者の名札には、招待者の名前に続けて、「〇〇夫人」「〇〇夫君」とだけ記され、配偶者の名前が記されていませんでした。
それが、SNSなどで批判の声が上がったことなどを受け、今回からは配偶者の名前が明記されます。
令和時代の安寧を願う
2024年は、元旦早々に、「能登地震」が発生。地域には、追い打ちをかけるが如く、8月には、豪雨に遭うという、自然災害が続きました。
両陛下から、そのようなお話が出ることでしょう。
赤坂の天気は、ほぼ晴れ模様、最高気温予想は23℃と、穏やかな1日のようです。
つつがなく終えられることを願います。
出所:TBS
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